私の下車と同時に居なくなるコーイチくん


『女子はすぐ辞めるけど、男子は辞めないから。』


スタダ女子の卒業ニュースが出る度にそう思って生きていました。だけど、辞めるんです。しかも、推しが。



2017年3月に私が超特急と共に応援していたスタダの女子グループ、ときめき♡宣伝部の永坂真心ちゃんがグループから離れました。

公式が発表した〝大切なお知らせ〟なるものを読んだ時は確かにショックでした。

私の友達に真心ちゃん推しが居て、LINEで色々話した後に実際に会うとかなり落ち込んで目も当てられない状態。

当然、その場で私も一緒に悲しみました。ですが、私は友達を慰めながら「おはる(推し)じゃなくてよかった。」という感情が第一に沸いたんです。


それ以前にも、たこ虹の奈良崎とわちゃん、鯱の安藤ゆずちゃんが脱退していたり、その後エビ中廣田あいかちゃんが卒業を発表するなど、既にCDを出してファンが沢山いるグループでも、女の子はいなくなりやすいという印象がかなり強くなりました。



なのに、男子グループって私が見てきた限り全然辞めないんですよ。正直言ってその事にかなり安住していました。

辞めないと言っても、初期の超特急の竹村くん、カスタマイZの解散やマジボの卒業などはありました。

それにしたって、脱退という形でグループから抜ける人はかなり少ない。


DISH//にM!LKやSUPER★DRAGONさくらしめじなど、結成年数から考えると女子だったら1人や2人辞めていてもおかしくない年数が経っているのに脱退者が出ていません。

超特急やPrizmaXだってCDデビューを果たしてからは誰かが辞める素振りすらなかった。





そんな中突然舞い込んできたコーイチ脱退。

信じられなくてFCサイトを見ても物凄く冷静でしたね。(1月18日19時現在本人からのコメントがないおかげで、今でもあまり現実味がありませんが。)

隣にいた友達にもさらっと「コーイチ、超特急辞めるんだって」って告げました。

その友達はめちゃくちゃ驚いてましたけど、自分がかなり冷静だったので、なんでこの人こんなに驚いてるんだろう?って感じ。


そのあと普通に家帰って、ちょっと経ったら準備してバイトに行って。そこまでは落ち込んでませんでした。

落ち込むというよりコーイチに対する怒りの方が強かったです。本人がコメントしないでリョウガがしてるところとか。
















ここからは主にダンサー推しを中心に不愉快な思いをする人がいるかもしれません。見たくない方は飛ばしてもらってかまわないです。













TwitterのTLを眺めると、他推しがみんな感傷的なツイートばかりで、なんでこんなこの人達が傷ついているんだろう?と怒りと同時に疑問を持ちました。


だって自分の推しいなくならないんですよ?

コーイチが抜けるなら俺も…という決断が考えられない訳でもないのに超特急に残ってくれるし。



タカシ推しがタカシを心配していたり、二人で歌う姿が好きだと思い、コーイチに辞めて欲しくないと感じるのは当然だと思います。


ですが、ダンサー推しがコーイチの歌声が好きだったのに…などとツイートしているのです。

それは違くないか?と私はムカつきました。

だってその人達普段、コーイチの歌のことなんて何も言わないんですよ。

それがコーイチが辞めるってなった瞬間にみんなして呟き始めて、手のひら返しにも程がありますよね。

普段から言えよ。今更遅いんだよ。って思いました。ダンサー推しにとって、結局それまでコーイチの歌声は推しがステージの真ん中で踊ってる時のBGMでしかなかったんじゃないですか?



まああとは単純に、中高生のダンサー推しを中心にコーイチの過去の意味深ブログを引っ張ってきて、RT稼ぎに載せる。みたいな行為がたくさん見られて、傷つきたいのか傷つきたくないのか意味不明でしたね。



超特急が長い間7人でやってきて寂しい気持ちはわかります。だけど、7人じゃない超特急は応援したくないなんて贅沢言わないでください。

今回コーイチが脱退することで痛感しましたが、超特急としてステージに立ってくれていることは当たり前じゃなくて奇跡だったんです。
























 バイト中お客さんがいなくて何もしてなかった時にコーイチのことをたくさん思い出しました。

ライブとか、ふじびじの言動とか、あの時はああで可愛かったな、あの時はこうで面白かったなって思い出に浸りました。


私が超特急を初めて知ったのは、夜更かしてヴァンパイアヘブンというドラマを見た時です。

その時少しだけ超特急のブログを読んだりブラナイのMVを見たりしましたが、ユースケの顔がかっこいいなーレベルで続きませんでした。

そこから完璧にハマったのがKiss Me Baby~Ikkiの間ぐらいで、自分がどれぐらい超特急が好きだったのかはよく分かってないです。

好きになった当初もコーイチってめちゃくちゃ儚いな〜と感じていました。


超特急と出会い、コーイチを好きになったおかげで出会った人たちもたくさん居ます。

そんな今までの巡り合わせのことを考えても、脱退発表直後は自分のことなのによくわかっていませんでしたが、心の底ではかなり辛かったんです。



バイト終了後、家に帰ってお風呂に入ったらリョウガやカイがブログを更新。

すぐに仲が良かった超特急のヲタク達に電話をして耐えきれずかなり泣きました。

次の日も普通に過ごさなくてはいけないのに、休日でも起きてない深夜まで通話は続きました。


このヲタク達というのは私の中でかなり重要な人物であり、いわば戦友なのです。

もし超特急のヲタクをせず普段の生活をしていたら出会わなかった人達です。

今後たくさんの思い出が詰まった超特急のライブに行っても、コーイチという私の推しはいません。

私はきっとその場にいても超特急にコーイチがいたはずの未来を想像してしまいます。

これから先、心から超特急のライブを楽しむことはないでしょう。正直今は、あんなに楽しかった経験をコーイチの脱退によりもう二度とできないのがかなり辛くて、寂しいです。






私はこの1年ぐらい、所謂〝モチベ〟が下がった状態でした。

超特急の知名度が上がり始めてから、コーイチって目に見えてファンが増えたんですよね。

トレカの交換を探すと昔はコーイチ譲りがめちゃくちゃ多かったのに、今は求めがかなり増えてるとか。

コーイチに推し変して、ペンライトを全部黒に変えてくれないかというツイートを出してる人がいたりとか。


両手に収まりきらないほど持っていたペンライトはいつの間にか2本になり、買った当初は擦り切れるくらい見ていたDVDもいつの間にか手元にひとつも残っていませんでした。

各段コンプを目指していた生写真もほとんど売りました。



初めて超特急のライブに行った時、周りが青と緑のペンライトばかりで自分の推しって人気ないんだ〜ってなったんです。

たぶん、それがあってから応援してる間にふつふつ独占欲を育ててました。


その独占欲から、コーイチに裏切られた気分という言い方はおかしいですが、今まで見向きもしなかった人達がコーイチを推してること、良さを語っていること。そして、近くにいてすぐ会いに行けた超特急が売れたことに対しても拒否反応が出ました。

超特急というか、その中でも昔は自分しか良さを知らなかったはずのコーイチが遠い存在になったことを受け入れたくなかったんです。

コーイチと距離が近かったか?と言われればそれは違いますが。






「コーイチさあ、なんか辞めそうじゃない?笑」

コーイチが超特急としての道を歩んでいた時、ほぼ下車状態の私はそんなことを言っていました。

感情移入するのをやめて、超特急を客観視するようなったら明らかにソロをやりたがってるように見えたんです。

もちろんこんな結末を迎えるなんて思ってもいませんでした。むしろ、上に書いてあるように男子グループなんだから絶対やめないだろうという自信から口にしていた言葉なのです。



うたうたいvol.2でタカシと共に『Missing U』を披露した時のMCでは、「曲を書いて事務所の人にたくさん送り、聞いてから後日返信するとメールが来たが、返信が来ることはなかった。そこから頑張って、やっとOKサインが出たのがこの一曲だ。(ニュアンス)」と言っていました。


そこから1年経ったVol.3でのセットリストは、ほぼ彼の作った曲。(嫌でも女性関係が脳裏に浮かぶ曲ばかりで割と萎えた。)

この時点でかなりコーイチは成長してるじゃないですか。



そして辞めそうだなと強く思い始めたのは、よく分からないことを夏頃から頻繁にブログに書いているのを読んでから。

吉野晃一名義でYoutubeチャンネルを開設していたり、サインにBTと書かなくなったり考えられる要因は自分の中で色々あります。

ですが、特にブログを読んでみんなのために魂を削ってるとか、鏡にうつる自分が〜とか言い始めた時、単純にこいつ正気か?って思いました。

精神が安定してない時期ならば 、落ち着いてからブログを書いてほしいとも思いました。

だって、あんなの見てもひとつも面白くないしむしろ不愉快でしたもん。

お前にとって、私の好きで応援している気持ちは迷惑なのか、辛くさせるものなのかと。


そんな不安定なコーイチを見続けていると、こちらも病みそうで12月の幕張2Daysまで彼を見るのをやめました。

この時点でもう彼の超特急の活動としての残りの期間はあと半年程度です。

今は過去にこの決断をしたことをかなり悔やんでいます。


私は幕張2Daysを最後に本格的なに他グループに降りる予定でした。コーイチの歌は好きなので、誘われたらたまに現場に顔だそうかなとは思っていました。

ですが、本当に幕張2Daysが私にとってコーイチ推しとしての最後の現場になってしまったのです。

大阪城ホール公演にも入ろうと思っていたのですが、FCの1次先行で単番だったのにも関わらず落選しました。人数合わせでどうせ当たるだろうと思ってた矢先の出来事だったので、ショックでそのままその後の先行に応募することはなく、諦めました。

関西出身の彼が超特急として大阪城ホールで公演をする日を楽しみにしていたのはわかっていました。

なのに、私は自分のエゴで行くのをやめてしまったのです。

これが男子グループは脱退しないという考えに囚われた結果です。





コーイチを推していた私が言うのもなんですが

コーイチという人間の代わりはいません。でも、超特急のボーカル コーイチの代わりはいると思います。


本人達が6人で頑張ると言っている以上、今後新メンバーが加入するかどうかはわかりません。

ですが、超特急に〝絶対〟こうあるべきという形はないと思うので、受け入れるのには時間がかかりますがどういう風になっても見守りたいと思います。



コーイチの人生はコーイチのものであり、自分の人生をどう歩もうと彼次第です。メンバーであろうが誰も彼に強制をするべきではないと感じます。

今回の脱退というのも彼の人生においてのひとつの運命だったのだと思います。



本人が何も語っていないので、吉野晃一として活動するのかどうかわかりませんが、これからも頑張ってください。

本当に今までありがとう。